「核同盟」へと変質している米日軍事同盟関係の危険性を絶対に看過してはならない

【平壌8月1日発朝鮮中央通信】国際問題評論家のリ・ミョンナム氏が発表した文「『核同盟』へと変質している米日軍事同盟関係の危険性を絶対に看過してはならない」の全文は、次の通り。

米国を後ろ盾にして軍事大国化の野望を実現し、再侵略の道へ乗り出そうとする日本の危険極まりない企図が限界線を超えている。

先日、ある外信は日米双方が「核拡大抑止力」を提供するための謀議をこらし、東アジア地域で戦争が勃発(ぼっぱつ)する場合、米国の核ドクトリンに関連する具体的な戦略・戦術案を立て、それを数回にわたって確定したことについて暴いた。

また、日米両国が核兵器の実際の使用を想定して問題の討議を深化させたことが公開されたのは今回が初めてで、これは米日軍事同盟が危険極まりない「核同盟」へと変異していることを示唆すると警告した。

日本が米国と結託して2010年から「拡大抑止」に関する「対話制度」を設けたことに次いで毎年1~2回の協議を定例化してきたことはすでに公開された事実である。

米日は、昨年には「拡大抑止協議」を閣僚レベルに格上げさせ、有事の際、米国の核兵器の使用基準と熟達手順などを規制した「拡大抑止のガイドライン」なるものを策定した。

去る6月にも米日は、またもや「拡大抑止協議」を開き、バイデン政権時代の「拡大抑止のガイドライン」を再確認した一方、核兵器搭載可能な戦略爆撃機B52の基地に対する日本側関係者の参観と核兵器使用を想定したシミュレーション演習を行った。

これまで「平和憲法」だの、「専守防衛」だのと言って世界の世論を欺瞞してきた日本が、有事の際、米国の核兵器使用を既定事実化した「拡大抑止」の謀議をこらしたことにも満足せず、米国の核基地にまで定期的に出入りしている事実は米日軍事同盟が実際の「核同盟」水準に変異したことを実証している。

近年、米国はアジア太平洋地域に対する軍事的覇権維持のためにハワイとグアム、日本の主要な海・空軍基地で核戦略手段の前進および循環配置を急ぐと同時に、戦略爆撃機と原子力潜水艦を大挙して動員して目下の同盟国と各種名目の合同軍事演習を次々と行って地域の情勢を一触即発の危険ラインへ追い込んでいる。

これと時を同じくして、日本の政界では米国との「核共有」、原潜の保有、「非核3原則」の再検討、核兵器搬入の容認などごく好戦的な妄言が連発している。

核の優勢をもって地域内の戦略的ライバルを牽制しようとする米国を後ろ盾にして上司の核兵器を引き入れてまでどうしても軍事大国化の土台を築き、ひいては実現できなかった「大東亜共栄圏」の野望をかなえようとするのが日本の報復主義的な腹黒い下心の総体的目標である。

それより看過できないのは、日本が折に触れて「周辺の脅威説」を言い散らし、米日「核同盟」の標的が他ならぬわが共和国を含む周辺諸国であることを既定事実化していることである。

諸大国の戦略的利害関係が幾重にも複雑に絡んでそうでなくても世界的なホットスポットに位置づけられているアジア太平洋地域、特に北東アジア地域で日本が上司と「核同盟」関係を結んで地域内の核強国を相手にするというのは世界に核惨禍をもたらす危険極まりない発想だと言わざるを得ない。

国際社会が米国との核共助に執着して火薬の匂いが漂う軍事的対決策動に狂奔している日本の振る舞いについて地域の不安定と核衝突状況の危険性を増大させる反平和的な戦争行為であるとらく印を押して高度の警戒心を現しているのも決して理由なきことではない。

世界の唯一無二の被爆国である日本が胸の痛む過去を忘却したまま、上司の核覇権戦略に無分別に便乗するのは自滅を招く危険極まりない行為である。

諸般の現実は、敵国の日増しにひどくなっている核軍事同盟拡大企図に対処して地域で力学的均衡を取り、国家の主権的領域を守るための朝鮮民主主義人民共和国の自衛的国防力強化の措置が最も正当であるということをはっきり傍証している。

列島を米国上司の核前哨基地として丸ごと提供し、米国の「核の傘」の下にさらに近づくほど日本の安保不安は一層高まるだけである。

国際社会は、侵略的かつ排他的な米日関係が「核同盟」へと変質していることに警戒心を高めるべきであろう。---

www.kcna.kp (2025.08.01.)