【平壌3月25日発朝鮮中央通信】朝鮮民主主義人民共和国の朴泰成内閣総理(朝鮮労働党政治局常務委員)が黄海南道の農業部門を視察した。
朴泰成総理は、載寧郡、信川郡、碧城郡、康翎郡、青丹郡など複数の郡の農業生産単位へ出向いて、党が示した今年の穀物生産目標の達成のために農作業の準備を手落ちなく進めている農業勤労者を鼓舞し、当面の営農工程遂行の実態を詳しく確かめた。
国の穀倉地帯である黄海南道が国家的な穀物収穫で占める重要な役割を果たすには、全ての幹部が科学農業を生命線としてとらえて先進的な営農方法を積極的に導入するとともに、全般的な農作業の企画と営農時期別計画の遂行のための具体的な指導を伴わせ、強い実行力を発揮しなければならないと強調した。
農作業の条件が不利な地域に対する営農物資の供給対策を適時に立て、災害性異常気象に前もって対処するための活動を緻密に手配し、表作の小麦と大麦の生育状態に応じて肥培管理を念入りに行って早生の穀物生産から多収穫をあげることに言及した。
道内の灌漑施設と白川郡農業機械作業所を見て回りながら朴泰成総理は、排水路、水路構造物の整備・補修と揚水機などの設備の正常稼働に主な力を入れ、技術革新運動を活発に繰り広げて各種農具の製作と修理に必要な部品の質を画期的に高めなければならないと指摘した。
現地で行われた協議会では、当該の関連単位が黄海南道に営農物資と資材を適時に円滑に供給する問題、干拓地の農業を改善するための研究を深める問題、多収穫単位の経験を共有、普及する活動をよく行って1ヘクタール当たりの収量を高める問題などが討議され、対策が立てられた。
一方、朴泰成総理は康翎郡に新たに建設された小麦加工工場を訪れて、施工状況と設備の稼働および原料確保の実態を確認し、竣工の準備を立派に整えるよう強調した。---
www.kcna.kp (2025.03.25.)