待ってくれた一時間

【平壌4月9日発朝鮮中央通信】偉大な指導者金正日国防委員長は1998年6月のある日、慈江道を訪れた。

同日、金正日国防委員長は同道の責任幹部に、午後に行う祝賀公演を鑑賞する労働者代表の到着時間について聞いた。

一番遠い地域の代表たちが公演が始まる前に到着できないという幹部の返事を聞いた国防委員長は、その代表たちが到着できないのなら、一時間ずらして公演を始めるようにしようと述べた。

瞬間、幹部は驚かざるを得なかった。

国防委員長の活動スケジュールにおいて一秒一秒がどんなに貴重であるのかを誰よりもよく知っている幹部であった。

幹部の心中を推し量ったかのように国防委員長は優しい声で、江界精神、慈江道民の働きぶりを創造した労働者階級を祝う公演ではないか、彼らが居ないまま公演を行う必要があるだろうか、忙しくても少し待って労働者たちがみんな到着した後、公演を始めるようにしようと胸熱く語った。

こうして、金正日国防委員長が午後のスケジュールを後回しにして労働者代表を一時間も待つ愛の物語が生まれるようになった。---

www.kcna.kp (2025.04.09.)