【平壌10月24日発朝鮮中央通信】敬愛する
同志の皆さん!
今日われわれは、朝鮮人民の優れた息子であり正義の守護者である海外作戦部隊の英雄と戦没者たちの輝かしい生を末永く伝えるための戦闘偉勲記念館建設の鍬入れをする着工儀式を行うことになります。
この場には、犠牲になった烈士の遺族も来ており、クルスク解放作戦に参戦した軍人たちも来ています。
後送された傷病者たちの健康を回復した姿を見ると、実に幸いでたいへん嬉しく、ありがたい気持ちを禁ずることができません。
そして、着工記念行事にはわが軍の各級大連合部隊、連合部隊の指揮官と責任重大かつ栄誉ある建設を受け持つようになる軍人建設者たちが集まりました。
また、意義深いこの場をわれわれと共にするために、親しいロシアの友人たちが出席しました。
同志の皆さん!
この瞬間は、愛するわが子や夫、兄弟を送り出した遺族だけではない全国の人民が、最も真実な愛と熱い敬意を持って一心一意待ちこがれた瞬間です。
聖なる使命を担って命と引き換えた勝利を先に立たせて祖国の懐に抱かれた参戦烈士の崇高な精神を、わが軍と人民と国家の息吹として、朝ロ両国関係の生命力として永遠なものにするための偉大な事業が間もなく開始されるようになりました。
この5月28日、党中央軍事委員会第8期第8回拡大会議は、祖国の偉大な名誉の代表者に対するわが党と人民の永遠なる感謝と敬意の結晶体であり、血をもって結ばれ、日ごとに強化される朝ロ関係の偉大な象徴となる記念館を立派に打ち建てることを決定し、その間、全ての準備が責任的に推進されて、今日このような意義深い着工式を行うことができました。
私はまずこの意義深い場を借りて、正義と尊厳のための最も高貴な聖戦に参加して高潔な犠牲と英雄的な武勲で時代と歴史に、次世代に対し不滅の功績を積み上げたクルスク解放作戦参戦者たちに、最も崇高な敬意と熱い戦闘的敬礼を送ります。
併せて、兄弟のロシア人民とロシア軍に激励の心を伝えつつ、この意義深い儀式に出席したロシア連邦の親しい友人たちに温かいあいさつを送ります。
同志の皆さん!
共和国の長きにわたる、かつ栄えある歴史と共にわが武力の戦績と功績を伝える記念碑も多く建てられ、最近、遠大な革命事業の開始を告げる感動的な儀式も引き続き行われていますが、海外軍事作戦戦闘偉勲記念館建設の着工式が挙行される今の心情は実に感無量です。
決して、建国史上初めての朝鮮人民軍海外派遣部隊の将兵たちの偉勲館だからでもなく、刻んできた年輪になかった無比の武勲と英雄的な戦果のためでもありません。
遠からずここには、自分の祖国と人類のための最も崇高な義務を担い、血戦血闘の日と月をもって正義を守り抜いた英雄たちの群像と、いささかの偽りもない真実で感動的な画幅が刻まれた偉大な同盟の記念碑が建てられるでしょう。
今日からちょうど1年前、われわれの遠征部隊戦闘員たちの最後の隊伍がロシアに向かって発ちました。
彼らは担っている重大な使命を肌で感じながら、一度も踏んだことのない異国の戦場に向かって力強い歩みを踏み出しました。
いかなる報酬や代価も望まず出かけていった道でした。
昨年10月、党中央軍事委員会がロシア連邦のクルスク地域にわれわれの戦闘員を派遣したそのときから今日まで、1年の間にわれわれが体験した全てのことは、思い描いた以上に驚異的かつ深遠なものです。
聖なるその歩みから朝ロ両国関係が同じ塹壕で血を分かち合う最も高い信頼関係、生死を共にする最も真実で強固な不敗の関係に一層発展した戦闘的団結の新しい歴史が始まりました。
世界の正義と不正義が激突するこの戦場で、朝ロ関係の強固さが最も厳しい検証を受けました。
われわれの英雄たちは、侵略を許さない不屈の精神と敵撃滅の気概をもって極悪非道なネオナチ侵犯者を撃滅し、国際反動陣営に大きな不安と恐怖を抱かせ、兄弟的人民の尊厳と安寧を守り、正義と平和のための人類共同偉業に大きな貢献をしました。
米国と西側の莫大な輸血も、朝ロ両国人民の血統の中に燃えたぎる正義の血は冷めさせることができず、ファシズムの狂信的な野獣性も、不死鳥のごとき闘争精神と勇猛に打ち勝つことができませんでした。
わが国家とロシア人民の立派な息子たちは、決定的な勝利をもって朝ロ同盟の強大さを示し、正義がわれわれの側にある限り、覇権勢力の野望は必ず挫折するということを時代の壁に鮮明に刻み付けました。
鮮血で彩られたその道程でわれわれは、二世紀にわたる朝ロ関係発展史の巨峰を積み上げることによって、絶対に揺らぐことのない団結の深い根を再確認し、さらに偉大で洋々たる明日を確信するようになりました。
崇高な理想と念願を共にする両国人民の同盟は正しい選択であり、高貴な血と命をもって成し遂げた血縁の連帯と友誼は実に神聖で無窮なものです。
わが人民は、ロシア人民と共に自主と正義を守るための聖なる闘いで達成した勝利を大きな誇りと見なしており、その聖戦の主人公たちを栄誉の絶頂に高く押し立てています。
海外軍事作戦戦闘偉勲記念館は、最も正義の人民、最も強大な軍隊の象徴としてとわに輝くでしょうし、絶対に逆転されてはならない時代の志向を守り抜き、歴史を正そうとする強烈な意志と力の体現として巍然と立ち上がるでしょう。
同志の皆さん!
今日のこの場は、自分の生の最も貴いものをささげて最も聖なるものを守り抜いた偉大な息子たちを丁寧に抱き、永生を祈願する心で祖国と人民が差し上げる聖地です。
ここには、わが国家と人民の立派な息子たちが炎の中で刻んだ生の足跡と伝説的な功勲が集成され、永遠に眠らない熱血の鼓動と崇高な魂が大切に保存される烈士陵と記念館、記念碑が一体を成して建設されます。
その輝かしい名前と姿、英雄的な生についての記憶は絶対に忘れられてはならず、その聖なる魂には永遠に歳月の苔が覆われてはなりません。
私は今もたびたび、最期の時刻にも死に対する一点の恐れもなかっただろうその眼差し、いささかも惜しみなくもっぱら誇りと栄光でのみ輝いただろう強者たちのその眼差しを思い描いています。
もし彼らの生がもっと延びたとしても、その終着点はきっとその時刻のようにこの上なく神聖で崇高なものだったでしょう。
彼らの立派な最期、死を前にした瞬間は、祖国のために歩んできた真の奉仕の足跡が必然的に到達する生の絶頂でした。
われわれはこの記念館を建設して、わが軍の将兵と人民が心から敬虔に振り返ったはずの参戦者たちの英雄的行路を不滅の瞬間として歴史の上に高く刻み付け、共和国の全ての世代が感銘深く仰ぎ見るようにしようとしています。
ここには、われわれの軍人たちが印した血戦の足跡と祖国愛の熱い息吹をなんの粉飾もなしに見せる写真や美術作品、苦戦に耐えた痕跡が歴然とした遺物が展示されることになります。
彼らの魂の鼓動のような、生のこだまのような最期の叫び、終生の念願がこもった頼みも消されない文字で刻まれるでしょう。
もちろんそれは、勝利の新しい歴史をつくり出した彼らの英雄伝と炎の中で印した戦闘行路に無数に残された話の中のごく一部分に過ぎません。
しかし、どの戦争史のページにも記録されたことのない英雄的な姿、全ての想像と可能性を超越する犠牲的精神と戦友愛の真実な画幅は、人間がどれほど強く、人間の精神と品格がどれほど真実で美しく、人間の最期の姿がどれほど清らかで崇高な境地で輝くかを知るようにしてくれるだろうと思います。
海外軍事作戦戦闘偉勲記念館は、真の愛国者たちの永生を意味する聖なる殿堂です。
今後、この殿堂を仰ぎ見る全ての人は、英雄戦士たちの誉れ高い生の大門を開けて入って、祖国に対する熱烈な愛で脈打った心臓が聞かせる闘争と勝利の哲理を胸に刻み付けるようになるでしょう。
同志の皆さん!
参戦烈士の魂が宿るここは、毎年見違えるほど変貌して若返る近代的な平壌を象徴する和盛地区に位置しています。
彼らがあれほど待ち望み、そのために惜しみなく血を流し、生命の最後の瞬間にさえあれほど渇望した躍動する祖国、繁栄する平壌の息吹を感じながら永遠なる祝福を受けるようにしたいのがわが党の念願です。
今、この記念館の近くに建設されているセッピョル(明星)通りが完工すれば、烈士たちが愛する父母妻子や兄弟と共にいながら言いたかったことを話し合い、まだ分かち合えなかった肉親の情も深めることでしょう。
各級建設部隊の指揮官、兵士と建設事業に関与する各機関の幹部及び創作家の皆さん!
私はこの栄えある建設に参加する全ての同志たちが、英雄たちにささげるわが党と政府、人民と全てのわが軍の戦友たちの限りない至誠と尊敬、信義の情を最高の建築術と高邁な芸術的形象によって、全ての細部要素に至るまでの完璧性によって遺憾なく表現することを望みます。
同志の皆さん!
この建設によってわが国家の首都には、過去の戦勝と今日の戦勝を証明する二つの記念館が位置することになります。
これはわれわれがあれほど誇り高く押し立て、常に尊敬する戦勝世代の守護精神と不屈の英雄主義がどの一つの時代に止まったものではなく、70余年の長きにわたってしっかりと受け継がれ、より高い境地へと培養されて、その偉大な年代、その英雄的な世代の敬意を受けていることを実証しています。
今日この場で、私が一番堂々と誇りたいのは、世界のどの国でも見られず、歴史に前例のない英雄的犠牲精神の主人公がほかならぬわれわれの若い新世代だということです。
強者の血筋を引いた強靭な子孫が今日へ繋いできた大きな精神的成長が、明日には果たしてどこまで達するかをこれよりもっとはっきりと予測することはできないでしょう。
われわれの次の世代の姿、わが祖国の千年、万年の未来を見通すこの上ない自負によって胸がいっぱいになります。
偉大な勝利と継承を意味するこのような記念館を代を継いで打ち建てられる国は、栄光の未来を確信できる不敗の国です。
永遠に変わらないわが国家の強大さに対する歴史の証明、まさにこれがこの記念館に刻み付けるべき不滅の意味です。
同志の皆さん!
厳しい歴史の嵐の中で限りない生命力を養い、その不抜さと威力が点検された朝ロ親善は、今、その歴史の絶頂に達しています。
意志や信義をもって擁護し、英雄的闘争と決死の献身をもって義務を忠実に果たす朝ロ親善は、共同の貴重な財産であり、それと共に朝ロ両国は今後も強者の名声を共に轟かせるでしょう。
正義と不正義の対決は日増しに鋭くなり、支配と圧制の挑戦は続くでしょうが、血戦の中でさらに固く団結した朝ロ関係の前進を阻むことはできません。
高価な鮮血で朝ロ親善の百年の大計を保証した戦闘的友誼の年代は、偉大な英雄たちの高貴な魂を持ってさらに力強く流れるでしょうし、正義かつ強大な両国の力と勝利の偉大なページは引き続き誇らしく記されるでしょう。
平壌はいつもモスクワと共にあるでしょう。
われわれの親善団結は永遠に続くでしょう。
英雄的なわが軍万歳!
不敗の朝ロ親善万歳!---
www.kcna.kp (2025.10.24.)